英会話の豆知識 ~ 基礎文法、雑学あれこれ その3
“Go”のあとにくる前置詞って?
〜「go to」「go on」「go for」「go + ing」の使い分けルール 〜

今回の英語まめ知識は、“go”のあとにくる前置詞や形の使い分けについてです。「go」の後って、「to」や「on」、「for」や「-ing」など、いろいろな形があって迷いがちですよね。英語初級者だけでなく、中級者でも「えっ、ここはどれ?」と混乱することも。
今日は、そんな「go」の後の使い分けをすっきり整理して、スムーズに選べるコツをご紹介します。
実は、「go」のあとにくる言葉にはパターンがあります。そこを押さえれば、判断はグッと楽になりますよ。
まずは全体をざっくり5パターンで整理してみましょう!
「go」のあとにくる言葉は、文の中で「go」がどんな意味合いで使われているかを考えると、5つのパターンに分けられます。
ざっくりこの5パターンです:

それぞれ、どんなときにどれを使うか、例文とともに見ていきましょう!
- Go to:行き先が「指させる場所」なら “to”

「go to」は、物理的に行ける場所・地名・施設など、行き先が具体的にイメージできるときに使います。
例えば、「library(図書館)」や「school(学校)」、「Italy(イタリア)」などは、地図で示せたり、実際に行ける場所なので「to」を使います。
例文
- I went to the library.
(図書館に行ったよ)
- She’s going to Italy this summer.
(彼女はこの夏イタリアに行きます)
- Let’s go to the park.
(公園に行こう)
❌ 一方で、「go to picnic」とは言いません。ピクニックって場所じゃなくて行為なので、これは違う前置詞を使います👇
2. Go on:何のために行く?「目的の旅」なら“on”

「go on」は、移動の目的や旅の種類に使います。たとえば、「旅行に行く」「出張に行く」「休暇に行く」など、どんな内容の外出か?が焦点になります。Picnicはどこかに行く目的なので Go on a picnicとなるわけです。もっと例文を見てみましょう。
例文
- I’m going on a trip to Kyoto.
(京都に旅行に行きます)
- She went on a business trip.
(彼女は出張に行きました)
- We’ll go on holiday next week.
(来週休暇に出かける予定です)
- He’s going on a homestay.
(彼はホームステイに行きます)
3. Go for:a+名詞(run, walk, swimなどでそのまま名詞)の場合は“for”

「go for」は、短時間の軽いアクティビティや運動に使われます。「ちょっと~しに行く」という感じですね。
パターンとして「go for a + 名詞」の形になります。ここでのポイントは、その名詞が一見すると動詞に見えること。Walk, run, drive, drink…どれも動詞に見えるでしょ?しかし不定冠詞「a」がついている。ここでは見た目動詞のままで名詞として使われているのです。「a」も忘れないで下さいね。
例文
- Let’s go for a walk.
(散歩に行こう)
- She went for a run.
(彼女はランニングに行った)
- We went for a drive.
(ドライブに行ったよ)
- I’m going for a drink.
(飲みに行ってくる)
ここで注意したいのは、fishingは「釣り」というアクティビティー名、fishは「魚」という生き物の名前なので、「go for a fish」は❌です。釣りという行動を言いたいときは、次の「go + -ing」へ👇
4. Go + ing:“-ing”形がアクティビティの名前そのものなら前置詞は無し

「fishing」「camping」「shopping」のように、ingがついた状態で特定のアクティビティの名前になる場合は、「go + 動詞のing形」で表します。どこかに行ってする楽しいアクティビティーなどによく使われます。ここでは前置詞がないことに注目してくださいね。
例文
- I love going camping in the summer.
(夏にキャンプに行くのが大好き)
- They went skiing in Hokkaido.
(北海道にスキーに行った)
- She’s going shopping this afternoon.
(今日の午後は買い物に行く予定)
- He went fishing with his dad.
(お父さんと釣りに行った)
前述にもありますが、「fish – 魚・fishing – 釣り」、 「ski – スキー板・skiing – スキー 」、「camp – 陣営 ・camping – キャンプ」というように、そのままだとアクティビティー名にならない単語の場合は、「go for a ~」じゃなくて「go ~ing」になるので、注意しておきましょう。
5. 前置詞をつけないパターンもある!

実は、何もつけないで「go」のあとに副詞を直接続けるパターンもあります。それは、“home”や “abroad”、“west”、“somewhere”、“downstairs”などが来るときです。これらは名詞ではなく副詞なので、前置詞を使わないのがルールです。(前置詞は名詞の前にしか置けないですからね。)
例文
- I’m going home.
(家に帰るよ)
- She went abroad last year.
(去年、海外に行った)
- He went somewhere quiet.
(どこか静かな場所に行った)
- The cat went downstairs.
(猫が階下に行った)
少しずつ慣れれば大丈夫!
どうでしょうか。「go」のあとにくる前置詞については、慣れるまではちょっとややこしく感じるかもしれません。でも、今回紹介したパターンをしっかり頭に入れて練習すれば 「場所?目的?動詞そのまま?動詞ing? それとも副詞?」と考えられるようになって、goのあとの前置詞も、もう怖くないはずです!
日常会話でも使えるパターンばかりなので、何度も口に出して練習してみましょう!
英語ちょこちょこ練習で効率的にスキルアップ
もし余裕があれば、自分の日記などで「今日はgoのあとに何をつけて表現できるかな?」と考えてみるのもおすすめです。
例:「I went to the mall on Saturday, but it was too crowded, so I went for a walk instead. (土曜にモールに行ったけど混んでたから散歩に切り替えた)」「Yesterday, I wanted to go for a run, but I felt a bit under the weather, so I stayed home. (昨日はランニングしたかったけど体調がイマイチで家にいた)」など、自分の行動を英語で振り返ることで、自然と使い分けが身に付きますよ!
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