Almost ≠ “ほとんど”?日本人が間違えやすい英語表現

“Almost” を「ほとんどの」と覚えていませんか?
今回のテーマは、多くの日本人学習者が間違いやすい単語、”almost” です。
英語の授業で “almost = ほとんど” と習った記憶がある方も多いのでは?
でも、そのままの感覚で会話に使うと…実は通じないどころか、意味が変わってしまうことがあるんです。

例えば、こんな英文を作ったことないですか?
✖ Almost Japanese people like fish.
→ 「ほとんどの日本人が魚を好き」と言いたい…😿
✖ Almost my friends live in Kobe.
→ 「私の友達のほとんどが神戸に住んでいる」と言ってるつもり💦
ですが、これらはどちらも英語として不自然で、文法的にも間違いです。残念。
“Almost” =「ほとんどの」ではありません!

“Almost” は副詞です。
つまり、名詞(Japanese people、my friends など)を修飾することはできません。
「ほとんどの〜」のように名詞を修飾したいときには、”most” を使うのが正解です。
正しい言い方はこれ!
- ” Most Japanese people like fish.”
(ほとんどの日本人は魚が好き)
- “Most of my friends live in Kobe.”
(私の友達のほとんどが神戸に住んでいる)
正しくは “most” だった!!!
“Most” は形容詞なので、「ほとんどの〜」という意味になります。
じゃあ、”Almost” はどう使うの?

“Almost” は副詞なので、動詞や形容詞を修飾するのに適しています。
例えば、
- “I almost cried watching the movie.”
(その映画を見て、もう少しで泣くとこだった。)
- “She almost missed the train.”
(彼女、電車に乗り遅れそうになったんだよ。)
- “We are almost ready.”
(私たち、もうちょっとで準備ができるからね。)
“Nearly” や “Not quite” と意味が似ている

例えば、
- “I nearly cried watching the movie.”
(ほぼ泣いた。)
- “She nearly missed the train.”
(彼女は電車を逃すところだった。)
- “We are not quite ready.”
(まだもうちょっと準備できてない。)
“Almost” のニュアンスは「ほぼ〜」「もう少しで〜」という意味に近いのです。
ちなみに、”almost” を “all” や “everyone” のような全体を表す語の前に使う場合もあります。
✅ Almost all Japanese people like fish.
✅ Almost everyone agreed with the idea.
このような使い方はOKですが、 “almost Japanese people” はNG。要注意です。
まとめ:”Almost” は「ほとんどの」ではなく「ほとんど」!
“ほとんどの〜” を表したいときは most や most of を使いましょう。
“Almost” は副詞なので、動詞や形容詞を修飾し、”ほぼ” や “もう少しで” のニュアンスで使うのが正解です。
英語は、意味だけじゃなく“品詞”にも注目!
日本語では送り仮名で意味が変わるように、英語では「名詞・形容詞・副詞」など品詞によって使い方が大きく変わります。
意味を丸暗記するのではなく、「どう使うのか」まで理解して覚えることが、英語上達のコツです。ぜひ意識してみてくださいね。
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