日本と海外の文化の違い その2
“How are you?” にどう答える?

英語のあいさつは、体調を聞いてるわけじゃない?
英語で “How are you?” と聞かれたとき、どう答えますか?
「疲れてます」「今日はちょっと頭痛がしてて…」と正直に答えていませんか?
でも実は、それ、英語圏ではちょっとズレたリアクションかもしれません。
というのも、“How are you?” は「あなたの体調どう?」というより、「やあ、元気?」くらいの軽いあいさつとして使われているからです。
“How are you?” は、ただのあいさつ
英語圏では、“How are you?” は日常のスモールトークの一部。深い意味はなく、会話の入り口として交わされるのがほとんどです。
たとえば:
A: Hi! How are you?
B: I’m good, thanks. How about you?
A: Good!
正解は「軽く・明るく・無難に」

実際にどう答えるのが自然なのでしょうか?
おすすめの返答はこちら:
- I’m good, thanks!
→ シンプルで一番よく使われる表現
- Not bad. How about you?
→ 少しカジュアルで自然な返し
- Can’t complain.
→ 直訳は「文句なし!」。軽いジョーク風で好印象
- Pretty good.
→ 明るく前向きな印象
- I’m doing okay.
→ 特に調子が良くなくても、無難にやり過ごせる答え方
💡 ポイントは、「深刻に答えすぎない」こと。相手もそこまで踏み込んだ話を期待していないケースがほとんどです。
逆に避けたい返答とは?

「正直に答えたい」という気持ちはわかりますが、英語のスモールトークでは、以下のような返答は少し重たく感じられることがあります:
• “I’m tired.”
→ 日本では定番ですが、英語ではややネガティブ
- “Not good. I’m really stressed.”
→ 深刻すぎて相手が反応に困るかも
- “I have a headache.”
→ プライベートすぎる情報
- “I’m depressed.”
→ 本当に困っているなら親しい人に相談を。ただのあいさつには向きません
🙅♀️ このような返答は、相手を気まずくさせてしまう可能性があります。
それでも正直に答えたいときは?
もちろん、「元気でもないのに嘘はつきたくない」という方もいるでしょう。そんなときは、正直さを保ちつつ、やわらかいトーンでこんな表現はいかがでしょう:
- I’m okay. Just a little tired today.
- I’ve been better, but I’m hanging in there.
- Not bad. A bit busy lately.
やさしく控えめなトーンにすることで、誠実さと気づかいの両方を伝えることができます。

まとめ:「軽さ」が英語のあいさつのカギ
- “How are you?” は「こんにちは」のような軽いあいさつ
- 返答は短く、明るく、軽めに
- 本音トークは仲良くなってから
- 困ったときは “I’m good, thanks. How about you?” でOK!
日常英会話では、こうしたちょっとした「文化のノリ」を知っておくと、ぐっと自然なやり取りができるようになります。
通学型英会話スクールで学ぶ最大の利点は
「文化のリアルに触れられること」
オンラインやアプリで英語の知識や文法を学ぶのも便利ですが、実際の会話を通じて文化の違いに気づいたり、ふとした違和感をその場で感じ取ったりできるのは、通学型ならではのメリットです。
たとえば、今回紹介した “How are you?” のような**「言ってはいけないわけじゃないけれど、なんとなく場に合わない」**という感覚。これは、リアルなやり取りの中でしか身につきません。
通学制の3つの魅力
1. 言葉の「正しさ」ではなく、「自然さ」が学べる
たとえば、“I’m good!” のような短い返答も、教室内のレッスンだけでなく、レッスンの前後やちょっとした立ち話、イベントなどで実際に使ってみる中で自然に身についていきます。
オンラインでは「レッスン時間内だけ」のやり取りになりがちですが、通学では“教室の外”で交わされるリアルな英語に触れられる時間があることが大きな魅力です。
こうした繰り返しを通じて、「言える」ではなく「つい口から出る」英語が増えていきます。
2. 「無意識のズレ」に気づける
たとえば、うっかり “I’m tired.” と言ったとき、講師が何か言葉で注意してくれなくても、その一瞬のためらいや空気の変化、会話の流れの微妙な止まり方などから、「あれ、今の言い方ちょっと違ったかも」と自然に気づけることがあります。
こうした“雰囲気から学ぶ経験”は、画面越しではなかなか得られません。
3. 表情やジェスチャー、距離感まで体験できる
スモールトークのマナー、話しかけるタイミング、話題の選び方などは、教科書では学べない “空気を読む” 英語のセンス。対面だからこそ、相手の表情・ジェスチャー・声のトーンなども含めて、実際のやり取りの中で自然と身につきます。
まとめ:「言葉+文化」を体で覚えるなら、やっぱり通学スタイル
✔ 実際に話して、すぐに反応が見えるから学びが深まる
✔ 微妙な言い回しや“間”の違いに気づける
✔ 「伝わる英語」が、感覚として自然に身につく
こうした気づきは、テキストやアプリではなかなか得られない「リアルな英語の感覚」につながりますよ。
ぜひ無料体験スクールを気軽にご利用ください!